sanchikaraの名前の意味は「産地から」

日本は市場の機能が非常に優秀で、スーパーに行けば、年中同じ品目のお野菜を購入することが出来ます。

例えばナスにしても秋が一番美味しい「旬」時期といわれていましたが、冬でも春でも産地を変えながら栽培し、年中購入できるように生産側の努力があります。

消費者からすると非常にありがたい仕組みかと思いますが、産地や生産者がどのように栽培している等の作り手側の情報は中々入ってこないと思います。

高知の嶺北地域は、温暖な高知県の中でも珍しく雪が降るような中山間地域です。

北海道のような大規模農業は出来なく、本当に小さな栽培規模で、その分生産者さんの個性が出る品目が多いです。

スーパーに並ぶ品目もあれば、地元でしか出回らない品目もあります。

嶺北地域は小規模生産地ではありますが、棚田広がる昔ながらの原風景が残る日本でも稀有な場所で、本当に美味しいお野菜を作生産者さんが多く、産地の生産者の想いと他にはない「旬」感鮮度と共に、生産地側から直接お野菜をお届けしたいと「産地から」=「sanchikara」と名称をつけました。


sanchikaraの紹介

sanchikara土佐れいほくは、高知県土佐町を中心にしたれいほく(嶺北)地域の生産者さんと共に、農産物の販売と農産物の加工品作りをおこなっています。

2018年より飲食店様向けへの産地直送の野菜販売を開始し、200名程の生産者さんと一緒にお野菜を出荷していました。今では生産者さんの想いやこだわりや食味も評価頂き飲食店様だけではなく、都市部の百貨店様やスーパー様、ふるさと納税等にもお取扱い頂けるようになりました。

土佐町を含むれいほく(嶺北)地域は決して農業の大産地ではありません。

森林率も8割を超え、決して農業に適した場所とは言い難いと思います。

しかし土佐町を含むれいほく地域はぜんまいやわらび等、山を資源として栽培される山菜は西日本でもトップクラスの生産量があり、原木しいたけの様に山だからこそ栽培できるものもあります。

また標高の高さや寒暖差のある気候を生かして暑い夏秋に、高知県産の野菜として出荷できる事も高知県の農業の一端を担っています。

そもそも北海道や関東・関西の平野地を始めとする大生産地のみが農業で生き残り、土佐町の様な中山間地や規模の小さい産地が後継者不足や規模感の問題等、様々な要因で生産力が失われていっている現状に、非常に危機感を感じています。

日本食は四季と北海道から沖縄まで様々な気候で作られる作物の多様性により、バリエーションがあって世界的に見ても豊かな食文化で評価されており、大きい産地のみが残りそのバリエーションが失われていく事は日本の食にとっても失うものは非常に大きいと感じています。

土佐町の様な中山間地がどうやって今後の日本の農業分野でしっかりと立ち位置をつかみ、産地を継続、維持、発展していくという事は経済的にみれば小さい規模の事ですが日本の食文化にとっては大きい問題だと思っております。

私自身、農業に関わってたった6年やそこらでまだまだ知識も経験も不足しているとは思います。

ですがここにはずっと受け継がれてきた農業の文化がありそれをいろんな方から学びながら、受け継ぐこと、新しく取り組むこと、小さい産地には小さい産地としてできることをしていきたいと思い活動しております。

ここにはずっと受け継がれてきた農業の文化があり、小さい産地には小さい生産者さんが多くおり、それぞれに意思と想いがあります。その「想い」を学び、受け継ぐこと、新しく取り組み、産地に寄り添うことを大切にしています。

簡単にいうと、土佐町の農家さん達はこの中山間地の環境でも丁寧に栽培をしており素晴らしいものを作っているからもっと知ってください、価値を知ってもらい食べて下さいという事です。

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